「もしかしてこの会社ってブラック企業?」と思ったらやるべきこと

元号も発表され平成もいよいよ終わりに近づいてきました。

平成の時代で終わらせて令和に持ち越したく無いキーワード第1位はブラック企業です(個人的に)

 

ブラック企業とはなんでしょう?

労働基準法を守らない、従業員を大事にしない、持ち帰り残業がある、はたまた家族経営の会社はそうなりがち・・・?でも大企業でもブラック企業認定されたりもしますよね。

 

ブラック企業とはだいたいこんなかんじです。

 

roudou-pro.com

 

めっちゃいい記事があるので、こちらも貼っておきますね

tyoshiki.hatenadiary.com

 

さて、わたしは以前ブラック企業に勤めていました。

ブラックどころかこの世の闇です。たまに気になって調べてみますが平気な顔してまだまだ存続しているようですあの会社。

もし、そんな時代錯誤のブラック企業にぶち当たってしまったら必ずやっておくべきことを今回はご紹介したいと思います。これが当時きちんとできなくてわたしのブラック企業での給与は何年たっても未払いのままです。

 

1、記録を取る

記録は何より大事です。

残業代の未払い、例えばタイムカード等で退勤登録後も「会社の記録に無い」労働をさせられた時。

ガバガバ計算ですが今から書く通り定時が18時と仮定し、18時に退社扱い。でも会社を出たのが21時だったとしましょう。

「3時間の無給労働×20日(およその勤務日数)」×「時給(月給200,000÷161時間=時給1,242円)×1.25(時間外割り増し)=1,552円」

※このあたりは仮定の時間と金額であり企業様や残業した時間帯によって異なります。

 

つまり大体残業60h×1,552円と仮定して月に93,120円の残業代未払いが発生します。

年単位だと93,120円×12ヶ月=1,117,440円

すっごくざっくり見積もりましたが、およそ100万円を、タダ働きしていることになりますね。車が買えますし、親孝行の旅行にも行けます。欲しかったブランド品も何個か買える値段かもしれませんね。

泣き寝入りしていい無給労働などありません。できれば毎日手帳や日記、ケータイのメモ機能でもいいので正しい労働時間をブラック企業にばれないように記載しておきましょう。

 

2、相談する

相談?そんなのしてるよ!と思うかもしれません。

ですが、ブラック企業にいると、特に新卒でブラック企業に入ってしまうと「その会社の就業規則=世界共通」みたいなおかしな思想を押し付けられ、ブラック企業なのかそうでないのかの判断力さえ奪われてしまいます。

ちょとでもおかしいと思ったら、身近な人に「こんなことがあったんだけどこれって社会全体の共通認識なの?」と聞いてみましょう。

はじめは「おかしい」と思うそのきっかけが大事なのです。きっかけを逃してしまうとどんどんブラック企業のやり方に洗脳されてしまいます。

 

3、労基署に状況証拠を提出する

相談の状況、件数によって労基署の対応は実際変わってきます。

証拠が無い、件数が少ない等あれば労基署もあまりまともに取り合ってくれない場合もあります。きちんと証拠として取っておいた記録を提出しましょう。

労基署と言っても手柄が欲しいので、名前のある会社の違反を検挙する方に優先順位が傾き、そちらに躍起になることもあります。しかしブラック企業は今や大きな社会問題です。ブラック企業の根絶のため、小さな情報でも提出しておきましょう。

その件数が積み重なれば今まで未払いだった給与が積み重なって、軽くボーナスくらいの金額になって入ってきたというケースもあります。

 

4、辞める準備をする

さすがにブラック企業もアルバイトではないので、ある日いきなり「やめま〜す⭐️」では辞められません。何よりブラック企業は様々な手練手管を駆使し辞めない人間を家畜のように洗脳し酷使する状況を徹底して作り上げます。

でも、命に関わるような状況や精神的な病気が発覚したらすぐに辞めて飛ぶなどしてしまいましょう。しかし悲しいことに退職後は離職票源泉徴収の取得など、ブラック企業と何度か連絡する機会が必要になってきます。(なのでおすすめはしない)

一応ブラック企業就業規則を読み「◯◯なので退職希望いたします」と就業規則で定められた退職意思表示期間までに直属の上司に相談しましょう。(一ヶ月前のところが多い)

しかし一筋縄ではいかないのがブラック企業。この時気をつけるのは必ず「退職届」を提出することです。

口頭より、退職願より「退職届」を提出することが大事です。「退職届」は会社側は受け取り拒否できません(この辺はブラック企業の人員は知らないことが多い)

一応「退職の意思があった2週間後」に退職することができるのは法律で保障されています。しかしブラック企業は「法律<<<<超えられない壁<<<俺の考え」みたいな突飛な発想になっていることが多いので、喧嘩腰になったら落ち着いて、理路整然と根拠を示し反論しましょう。

奴らは頭がおかしいので受理しないと言ったり、退職届を破り捨てたりします。

ので、コピーも控えておくといいかもしれませんね。届を出せば2週間で辞める権利があなたに自動で付与されます。

 

5、辞めたらリフレッシュする

ブラック企業には「まともな休暇」はありません。

休みはライバル社の視察、研究、報告書の作成、自爆営業、個人携帯へわざわざ電話をかけてきてのお説教等・・・自発的にこれをやるならいいのですが賃金も払わず必要以上を強要してきます。何様なのかブラック企業は?

実際にわたしはブラック企業を辞めた次の日、脱力からかおよそ1週間ほどまともに立つことも座ることもできず常時目眩がしていました。(今思えばなんかの病気だったのかもしれない)

あなたの心身は、自覚がなくても必ず疲れています。

 

 

 

長くなりましたが、以上のことをもし悩んでいれば実践してみてください。

あー・・・ほんとブラック企業この世から消えて・・・。若い人たちに絶望させないでよ。ブラック企業に酷使された怒りよりも、未来ある若い人の希望や可能性が奪われてしまうことの方が私には悔しくて仕方ないです。