大手病の就活生、大手病のまま希望の会社に入れなかった新社会人にとっても聞いて欲しいはなし
新卒の若者が街にちらほら見えてくる季節になりましたね。
未来ある若者たちがたくさんです。
さて、その新卒社員の中に自分が希望する企業に入れた人数はどの程度の割合なのでしょうか?また、希望する企業とは何でしょうか?例えば、大手病ってありますよね。
大手病とは・・・
>引用
・大手企業にしか就職したくないと思ってしまうのを「大手病」と呼ぶ
・企業の知名度だけを見ている人や自慢したいから大手に入りたい人は、大手病と言えるかもしれない
https://hataractive.jp/useful/3927/
だいたいこんな感じですね。
結論から言うと大手病は決して悪いことではないとわたしは思います。
わたしも大手病になりました。しかも何故か新卒ではなく新卒の会社を退社した後(つまり第二新卒)になってから。
何故わたしが大手病になったかというと、新卒で入った会社がとんでもないブラック企業だったからです。
無給労働、休憩なし、定期券の購入禁止、いかなる場合も携帯電話の使用禁止、上司による売上の剥奪、ヒステリックな女上司からの罵詈雑言+突然無視のコンボ、暴力未遂、事務所での軟禁など・・・現代社会にあるまじき時代遅れ 現代の奴隷制度を見た気がします。
あまりにもブラックすぎるのでまた別途記事にしたいと思います。
1年弱あの会社にはいましたが、よくあんな短い期間で一生忘れないような凄惨な体験ができたものだと思います。学ぶこともありましたが、人権はありませんでしたね。
しかしその反動でわたしはやりたいことよりもとにかく「福利厚生」が遵守されることに方針を全て振りました。福利厚生がどれだけ大事かを思い知りました。(極端すぎる)やりたかった仕事なんぞ捨てて第二新卒は起死回生の「ブラック企業とは対極の福利厚生が整った会社に行く」という確固たる意志目的を持って就職活動をしました。
何のキャリアもない自分が大きな企業に入れたのかというと、結果入れました。
ありがたいことに、奇特な面接官?の方に拾って頂き入社しました。
運のいいことに、諦めモードで就活をしはじめた頃から「第二新卒」という不思議な枠が増え始めました。そのお陰でしょう。一度失敗をし再度就活に挑む人を採用する枠です。
まさにこの記事にある通りですね。
第二新卒を採用する企業は本当に多くなってきたと思います。
逆に無理してブラック企業で働き続けるより「辞めた理由をきちんと説明」できる様になったらさっさとおかしな会社を辞めてしまえばいいと思います。
おかしな会社では続けていけません。体や心を壊す前にさっさと辞めて新しい会社を探すことをわたしは個人的におすすめします。
福利厚生は本当に大事です。
わたしは前いた会社では健康診断も受けさせてもらえませんでした。
働く人の健康状態を無視して酷使する会社に未来はないのです。人は使い捨ての道具ではありません。
さて、大手病は悪くないと言いましたがこれはわたしの意見です。
大きな会社に行けば、母数の違いもありますが同期でも、先輩でも、同じ部署の人でも、エリアでも、全国でも、グループ企業でも、必ずどこかで絶対に越えられないであろう化け物じみた人間に出会い能力知力の負けを認めざるを得ないとんでもねー奴が現れます。大きな会社にいけばその確率は格段に跳ね上がります。
いい刺激にもなりますのでその経験をうまく活かせるかは個人次第ですが。
そこでまた絶望するかもしれませんが、奮起するかもしれませんし、参考にもできます。(中には仕事より他人の足を引っ張ることだけに躍起になり会社の利益より目先の意地悪に心血をそそぐバカに遭遇する確率も跳ね上がります、これは本当に注意してください男女問わず)
健康第一に、そして新卒で入れなかったからと諦めずにもう一度就活する手段も残されています。今は売り手市場ですし、サラリーマンだけが生きて行く手段ではありません。
でも日本の画一化された就活制度や、肩書き重視の風潮はしばらく続くと思います。
中には何十年後を見越して取締役を最短で目指して今の会社で頑張る、大手企業だって倒産するかもわからない!こういう意見もあるでしょう。
しかし大手企業は簡単に潰れません。
マイケルウッドフォードをご存知ですか?
貼っておきますが簡単に説明するとオリンパスに雇われた実業家が粉飾決算を告発したら役職を解任された話です。
(後にウッドフォード氏は「解任」というタイトルの本を出していますね・・・)
役職者は簡単に解任されるポジションですが、この事は当時大きなニュースにもなりました。
それでもオリンパスって今でもある会社ですよね。既得権益、ネームバリューはそれだけ大きいのです。価値があります。今の所日系企業では。
短期的なスパンで見ると自分が生きている間は自分と家族を守り養っていけるでしょう(子々孫々まで考えるとなんとも言えません)女性にもモテるでしょう。それを目的にするのは何も恥ずかしいことではないし、目的意識を持って再度就活できる気概があるひとは大手企業に入っても所謂「窓際族」にはならないでしょう。
もし、もう一度第二新卒で就活してみようと思う人は是非目的意識を持って、諦めずに挑戦してみるといいと思います。
新卒カードが全てではありません。サラリーマンという手段が全てでもありませんし、国内だけが全てでも無いです。
あなたの為に時代の軛はどんどん緩まっています。